当院では、本院のわかば宮本医院の検査部門として、完全予約制で各種検査を行っています。

CT検査
頭部CT
頭のCT検査では、脳内の出血や腫瘍、血管異常などを確認することができます。脳卒中が疑われる場合や、頭部外傷後の診断において、迅速かつ正確な診断が求められる際に非常に有効です。また、脳の構造異常や炎症性疾患の評価にも用いられます。CT検査は短時間で済み、患者さんの負担を軽減しながらも、高解像度の画像を提供するため、早期の適切な治療に役立ちます。
胸部CT
胸部のCT検査は、肺の状態を詳細に評価するために行われます。特に、肺がんや肺炎、肺塞栓症などの肺疾患の診断において重要な役割を果たします。胸部X線では見えにくい小さな病変も捉えることができ、早期発見と治療の精度向上に貢献します。
腹部CT
腹部のCT検査では、肝臓や膵臓、腎臓、腸管などの臓器を詳しく調べます。肝臓の腫瘍や膵炎、腎結石、腸閉塞など、さまざまな病変を発見することができます。特に、腹痛の原因を迅速に特定するために非常に有効な検査となります。また、がんの進行度や転移の有無を確認するためにも利用されます。腹部全体を広範囲にわたって評価できるため、総合的な診断が可能です。
エコー検査
腹部エコー
腹部エコー検査は、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などの主要な内臓器官を対象に行います。肝臓では脂肪肝や肝硬変の診断に、胆のうでは胆石やポリープの発見に役立ちます。膵臓の腫瘍や炎症、腎臓の結石や腫瘍の確認も可能です。また、脾臓の異常や腹水の有無を調べることもできます。腹部エコー検査は、広範な内臓の異常を非侵襲的にチェックする重要な手段で、特に肝機能の評価や胆道系の障害の診断において不可欠です。
頸動脈エコー
頸動脈エコー検査は、首の左右にある頸動脈を対象に行われ、動脈硬化や狭窄の程度を評価します。頸動脈の内壁にプラークが形成されると、血流が阻害され、脳梗塞のリスクが高まります。この検査では、プラークの有無や大きさ、動脈壁の厚さを測定することで、心血管疾患のリスク評価に重要な情報を提供します。特に高血圧、糖尿病、喫煙歴のある方にとって、頸動脈エコー検査は早期発見と予防的な介入のために有効です。
甲状腺エコー
甲状腺エコー検査は、甲状腺の形状や内部構造を詳細に観察し、結節や腫瘍の有無を確認します。甲状腺の腫大やしこり(結節)は、良性であることが多いですが、悪性腫瘍の可能性もあるため、超音波での評価が重要です。また、甲状腺の炎症や機能異常の診断にも利用されます。甲状腺疾患は女性に多く見られるため、定期的なチェックが推奨されます。甲状腺エコー検査は痛みがなく、甲状腺の異常を早期に発見するための有用な手段です。
下枝エコー
下肢エコー検査は、下肢の動脈または静脈の血管や血流を観察します。血管の硬化や血栓の有無を調べることができます。
レントゲン検査
胸部レントゲン
X線を用いて、骨格や内臓の形が見られるほか、腫瘍や炎症、たまっている空気や水などを見つけることができます。結核や肺炎、肺気腫などの発見に有用です。
骨塩定量検査
X線を用いて骨密度を測定します。骨粗しょう症の診断に有用です。
その他の検査
スパイログラフィー
スパイロメーターという機械を使って、肺の中に空気を吸い込む能力と、吐き出す能力を調べます。