CT検査はX線を使って身体の断面画像を撮影し、体内の様々な病変を発見することが出来る検査です。CT検査では胸部(特に心臓、大動脈、気管支・肺など)、腹部(肝臓、腎臓など)、脳の検査が可能となります。これにより、腫瘍や出血、血管の異常などを早期に発見し、正確な診断を行うことが可能となります。
受診の流れ
わかば宮本医院での診察でCT検査が必要な方を対象に、予約制で検査を行っています。初診の方は、わかば宮本医院への受診をお願いいたします。
頭部CT
頭のCT検査では、脳内の出血や腫瘍、血管異常などを確認することができます。脳卒中が疑われる場合や、頭部外傷後の診断において、迅速かつ正確な診断が求められる際に非常に有効です。また、脳の構造異常や炎症性疾患の評価にも用いられます。CT検査は短時間で済み、患者さんの負担を軽減しながらも、高解像度の画像を提供するため、早期の適切な治療に役立ちます。
該当する方はご相談ください!
- 急に頭痛を感じる
- 慢性的に頭痛を感じる
- 慢性的なめまい
- 体に痺れを感じる
- 認知症の評価がしたい
- 言葉がなかなか出てこない
- 顔がゆがむ(笑顔を作った際に片側の口角があがらないなど)
- 力が入らない
- 意識が朦朧とするときがある
胸部CT
胸部のCT検査は、肺や心臓、大血管の状態を詳細に評価するために行われます。特に、肺がんや肺炎、肺塞栓症などの肺疾患の診断において重要な役割を果たします。また、心臓の大動脈解離や動脈瘤、冠動脈の状態を評価することも可能です。胸部X線では見えにくい小さな病変も捉えることができ、早期発見と治療の精度向上に貢献します。
該当する方はご相談ください!
- 長期間喫煙している
- 慢性的に咳が続いている
- 息切れ、動悸を感じる
- 呼吸時に痛みを感じる
- 肺炎の既往がある
- 胸痛を感じた
- 肺疾患の既往歴がある
- 肺疾患の既往歴がある
- 胸部異常陰影がある
腹部CT
腹部のCT検査では、肝臓や膵臓、腎臓、腸管などの臓器を詳しく調べます。肝臓の腫瘍や膵炎、腎結石、腸閉塞など、さまざまな病変を発見することができます。特に、腹痛の原因を迅速に特定するために非常に有効な検査となります。また、がんの進行度や転移の有無を確認するためにも利用されます。腹部全体を広範囲にわたって評価できるため、総合的な診断が可能です。
該当する方はご相談ください!
- お腹が痛い(腹痛)
- 腹部のしこりが気になる
- 肝臓、膵臓、胆のうの疾患が心配
- 肝臓機能(AST,ALTなど)で異常を指摘された方
- 膵臓機能(リパーゼなど)で異常を指摘された方
- リンパ節腫大がみられる方