禁煙外来の初診予約を再開します(パッチ薬のみ)
保険診療で禁煙
タバコは癌や血管障害(心筋梗塞・脳卒中など)を招く大きな要因です。喫煙者自身はもとより周囲の人たちの健康をも脅かします。喫煙習慣はたんなる嗜好の問題ではなく、タバコに含まれる有害物質のひとつである「ニコチンによる依存症」であり治療(健康保険適用)が必要な病気です。やめたいと少しでもお思いであれば、是非当院にご相談ください。ご自身で禁煙にチャレンジした殆どの方は一旦は成功します。しかし問題は再喫煙をいかに防止するかであり「禁煙外来」はそこに注力しています。まだ禁煙にチャレンジされていないのでしたら、私たちのサポートと禁煙補助薬の力を借りて「卒煙」を目指しましょう!
しばらくは月曜の13時のみの予約枠です(12時45分~13時00分の受付)。
予約診療は1時間の枠を確保しておりますが、14時からは一般診療が始まりますので、遅れずにお越し下さい。まずはお電話にてお問い合わせ下さい。
ご予約時、一度ご来院いただきます。また予約金として5000円(受診時に返金します)をお預かりします。詳しいご予約方法はこちら。
注1:現在、精神科・心療内科・メンタルクリニック等におかかりの方は、必ず事前に主治医にご相談ください。禁煙治療によりメンタル不調が悪化する事例があるため、主治医の同意なき場合は原則として受付いたしません。また、現在の治療薬が判る資料(お薬手帳など)をお持ちください。
注2:一度健康保険で禁煙外来を受診すると、途中で中断となった場合でも、初回治療から1年経過しないと改めて保険治療を開始することはできません。受診する医療機関が変更になっても同様です。
注3:禁煙外来の標準的通院スケジュールを参考にし、ご自身の通院都合を考慮してからご予約ください。
注4:禁煙治療には内服薬と貼付剤の2種類がありますが、内服薬による治療中は原則として自動車の運転を控えていただくことになりますのでご了承ください。
健康保険適応条件について
次の条件を満たす必要があります
- 1) 下記問診票(2.禁煙治療に関する問診)の「Q.4」にて5点以上
- 2)1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上(35歳未満の方にはこの条件はありません)
- 3) ただちに禁煙しようと考えている
- 4) 禁煙治療を受けることを文章により同意してる(初回診察時署名していただきます)
- 5) 過去の健康保険での禁煙治療(初回)から1年を経過している
千葉市禁煙外来助成金制度について
<対象者>
12週間で5回の禁煙外来治療を完了した千葉市民
<助成金>
自己負担合計金額の全額(上限は1万円)。
※登録申請方法や詳細は、当院にお問い合わせください。
禁煙外来の概要
標準的な治療は初回→2週間後→4週間後→8週間後→12週間後の5回の通院です。初回は上記の問診票が必要で予約診療となります。問診、診察のほか毎回呼気一酸化炭素濃度の測定を行います。2回目以降は予約診療ではありませんが、簡単なスケジュール調整はさせていただきます。治療費は内服薬で3割負担の場合、お薬代も含め計5回の通院(3ヶ月)で総額2万2千円弱となります。
参考:1箱20本400円のタバコを1日20本喫煙の場合、3ヶ月のタバコ代は約3万6千円です。
肺年齢測定のおすすめ
長引く咳や痰は喫煙による慢性気管支炎が疑われます。また息切れなどは肺気腫の進行が疑われます。当院では呼吸機能検査にて10分程度で肺年齢を測定することが可能で、特に喫煙本数×喫煙年数が400以上の方には強くお勧めしております。禁煙の動機づけ強化にもつながりますので、是非ともこの機会にご自分の肺の健康状態を把握してください。
~COPDの診断と治療~
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の主な原因は喫煙です。当院では保険適応による禁煙治療はもちろん、COPDに対する薬物治療や在宅酸素療法の導入などにも対応し、総合的に呼吸機能の改善を目指します。検査としては、まずは呼吸機能検査(スパイロメータ)を行い肺の基本的な機能を調べ、必要に応じて胸部CT撮影を行い肺気腫の進行を確認したり肺がんの除外診断を行います。気管支喘息の治療も行っています。
なお当院は千葉市の肺がん検診において2次検診を行う医療機関として登録済みです。